5年前に出会った白鳥レダとの物語

「エピファニー 展」では
不思議な物語が
そこかしこで毎日起こりました。
わたしを取り巻く
何かが
大きく大きくウネウネと動いている…
のかもしれませんね^_^

今日は
「白鳥レダ」のお話をします。


わたしは子供の頃から
「鳥になりたい」と思う子供でした。
それは大人になっても変わらず
オアフ島の空を
飛行機の高さから飛んだりもしました

5年前。
今は亡き親友えみちゃんが
わたしの体調が良いときに
岡山にあるギャラリーZに
車で連れていってくれた事がありました。
「ゆかちゃん。
クレパスの画家さんの絵を観に行こう」
そこで見た
「レダ」という白鳥が
暗闇の宇宙を飛ぶ絵を観た時
わたしは人生で初めて
絵の前で動けなくなる衝撃と共に
「この鳥は私だ」と思った事がありました。
これが、レダです。

わたしの背丈ほどある
大きな絵です。
この絵はとても大きくて大きくて
飾れる場所が無いなと思い
連れて帰りたかったけれど
諦めて帰宅しました。
しかし帰宅した翌日。
階段の踊り場に
レダにぴったりの大きさの、、
レダのために作ったような場所を見つけた私は
慌ててギャラリーZに電話しました
「昨日、伺いました者です。
あの、白鳥の大きな絵、ありますか?」
オーナーさんは
「ええ、ありますよ」
「その子、私なんです。頂きます!」
すると後日、画家檜尾久瑠実さんご本人が
自宅にレダを持ってきてくれたんです。
山裏でとれた、「くるみ」と共に。
わたしの家の
リビングにある階段の踊り場のレダは
いつも私を眺めています
この絵のレダは宇宙を飛んでいますが
このレダの後ろにある、私の家の玄関は
宇宙空間をイメージして作ったので
本当に
ここにくる白鳥だったのだと思います。
久瑠実ちゃんのおかげで
私は怖かった絵を描きはじめることが
できました。
そのとき13年ぶりに描いた
汚れたさくらクレパスで描いた自身の絵も
部屋に飾っています


そこから私は数年。
何百枚と絵を描き、今に至ります。
そんなある日、、
2017年だったかな、、2016年だったかな、、
久瑠実ちゃんから連絡があり
「医療雑誌にレダが載ることになったので
ゆかさんレダを貸してください。」

そうして
写真家さんを連れてやってきた
画家の久瑠実ちゃんと一緒に
私の自宅や
大きな画材店でレダの撮影を手伝わせて
頂きました。

純粋に写真家さんを連れた久瑠実ちゃんを
「カッコいいな!」て思いました

今、私は
写真家さいそんに絵を撮ってもらえる
アーティストになりました。
あの時の久瑠実ちゃんみたい。
当時より、カッコよくなれたかな。。。
なんて嬉しく思います
それから
医療雑誌の表紙に
久瑠実ちゃんの「レダ」の絵が載りました。


時は過ぎ、それから数年。
わたしは
久瑠実ちゃんのfb をのぞいてみると
数年前に東京で三人展をしている
久瑠実ちゃんの写真があり
そこからは更新されていませんでした。
とっても可愛い素敵なギャラリーなので
「このギャラリーで初個展をしたい!」
…と思い、連絡をしました。
それが、ギャラリーHANA下北沢でした。
そこから私は
ギャラリーのオーナー本谷さんに
出会い、拾ってもらいました。
今も大事に大事に
作家として育てて頂いています。
素敵なオーナーに巡り会えたなぁと
感謝しています。
そして今回の東京での「エピファニー展」で
本谷オーナーと、
久瑠実ちゃんの話になりました^_^
「わたしの絵を描く、きっかけが
檜尾さんの鳥の絵だったんです!」
「医療雑誌の表紙になった絵で、
今、自宅のリビングの踊り場で
飛んでいるんです♫」
…というと
本谷さんは驚いた顔をして
「あの絵!多田さんが持ってるの!?
あの医療雑誌の書評、僕が描いたんですよ」


「檜尾さんの絵の中で一番いいですよね。
売れたとは聞いていたけど、
誰が買ったんだろ。。て気になったんです。
センスいいな。…て思って。
うわー!まさか多田さんとは!」
そして本谷さんは
私にレダが表紙の雑誌を見せてくれ
また手元にレダの冊子がやってきました。
そこにはしっかり
本谷オーナーの名前がありました。
「本谷オーナー!
わたし、ここにかえってきたんだ!
このギャラリーにくるようになってたんだ!」
なんだか、、
「ただいま」て
思うような気持ちになりました。
レダに乗って。
レダになって。
わたしは、あるべき場所にかえってく。
わたしは宇宙を飛ぶ白鳥
わたしは
頭にリスのナッツをのせて飛ぶ
白鳥のレダ
絵を描く事を一度は諦めて
封印していたけれど
やっと毎日楽しく描いていられるように
なった^_^

まあるく冒険しながら
ほわっと、いろんな事が癒されていく
久瑠実ちゃんにもらった
宝物のくるみは
リスのナッツの大好物
次々に繋がっていく ご縁で
わたしの翼がどんどん開いて軽くなる♫
ゆうたん

Yutanの森 

Yutanの森へようこそ ここは子どもの心を思い出す あらゆるものと「つながる」世界

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